新築住宅建築の価格交渉

住宅の画像更新情報

  • 2011年9月1日 下記の無料レポートの配布は終了しました。
  • 2011年2月18日 無料レポート(1歳と4歳の子育てをしながら28歳の専業主婦が 展示場見学から始まり、業者選定、自由な間どり決定、仕様決定、そして価格交渉!限られた予算の中で、圧倒的な主導権を握り 夢を形にするまでの道のりの実践報告)

    昨年秋から2月10日の契約に至るまでの経過を詳しく報告していただきましたので、まとめています。近日中に完成しますので、是非お読みください。申し込みは、「お問い合わせのメール」からお願いします。後日、PDFファイルをメールに添付して送ります。

  • 2009年12月1日 サイトをリニューアルしました。

    多くの人にとって、住宅の新築は初めての経験だと思います。また、一般的に人生で最も大きな買い物になります。安心して、ハウスメーカー・工務店等と住宅新築の価格交渉(値引き交渉)を進めることが出来るように解説します。

【サイトの使用法】

サイトの前半は、少し硬い内容になっていますが、価格交渉を行う上での「予備知識」として、知っておいていただきたい事が説明してあります。覚える必要は有りませんが、しっかりと読んで理解されることをお勧めします。
後半は、「実践」について説明してあります。先ず、こちらから目を通されて、前半に戻り詳細な理解を深めるのも良いかと思います。

住宅の画像新築住宅建築の価格交渉(値引き交渉)メニュー

住宅の画像予備知識編

1 建築費用について

見積りの話

建物を建設する時に、通常は十分に建物の内容の把握できる図面をもって施工業者に見積書を出してもらいます。

見積書を出すのは一社の場合もありますし、複数の会社に出す場合もあります。(複数の場合を競争入札・競争見積 と言います。)

ハウスメーカーや工務店に依頼されている場合は、基本的に設計と施工が一体ですから依頼した会社だけで見積書を作成します。

そこで提出されてきた見積書の中身ですが、中には内容が細かく記載されていない悪い見積書の場合もあるので、十分に注意が必要です。

ハウスメーカーなどでは、社内では細かく見積りをしているものの、建築主には大項目だけしか提出しないこともあるようで、このような場合には内訳明細書(詳細項目)も要求しておいた方が良いでしょう。

例えば提出されてきた見積りが以下のような大項目しか記載されていなければ、現場でも困ったことになります。なにしろ品番や仕様もはっきりしていないと言う事ですから。

木材工事・・・・・一式   ¥●0,000,000-

給排水工事・・・・一式    ¥●,000,000-

電気工事・・・・・一式    ¥●,000,000-

このような大雑把な一式ばかりで細かな部材の値段が入っていない見積書を出してくるのは、細かい図面などを見ることなしに坪単価やこれまでの経験で見積したとしか考えられません。

もしくは大雑把にしか見積書を出せない程度の図面しか提示していないのかも知れません。 いずれにしてもおおよそ正確な見積りとは信じがたいところです。

またこれでは見積内容のチェックのしようもなく、安いのか高いのかも分からないことになります。

★ポイント★

内訳明細書(詳細項目)を必ず出してもらいましょう。


値引きのある見積書の考え方!

また一旦見積書を提出しておいて、1割や2割という常識では考えにくい値引きを行う施工業者もあります。

見積書とは書いて字の通り一つ一つの積み重ねを集計してできたものですから、一般の商品の希望小売価格のように値引きを前提に設定できるような性格のものではありません。

 

ですから正確に見積りをされた見積書からは建物の内容の変更をすることなしに、1割もの金額を値引きすることは不可能なのです。

せいぜい内容を変更せずに値引きできるのは、10万円単位の数字を切り捨てるような出精(しゅっせい)値引き程度であると考えてください。

しかし先に見たような一式工事のオンパレードの見積で大幅な値引きをしようとすれば、業者は詳しい明細や図面がないことをいいことに、粗悪な材料を使ったり、本当は2人の手間がかかるところを1人で済ましたりすることで調整しようとするでしょう。

このようなことでは結局どんな部材を使ってどのような仕様で建物をつくるのかは不明のままになってしまいます。

このようないい加減な見積を元に根拠のない値引きを建築主が強要すると、後で問題になる火種を自ら作るようなものです。

残念なことに建設業界(特に住宅関係)では、値引きをするのが当然といった風潮もあるため、施工業者の中にはあらかじめ2割ほど水増しして見積書を作成するような悪質な業者も存在するようです。

そのような水増しをチェックするには、専門的な知識が必要になりますので、一般の皆さんではなかなか見抜くことができないように思います。


見積書のチェックは誰がする(業者の真剣さも分かる)

さてそれではこの見積書は誰がチェックするのでしょうか、建築設計事務所が建築主から設計監理を請け負っている場合には、当然設計事務所がチェックを行います。(監理業務範囲です)

数社から見積りを取った場合は、単純に一番安い業者を決めるだけでなく、それぞれがどれだけ正確な見積りを行っているか、また金額が妥当であるかをチェックします。

金額が安いと思っていたら基礎工事を簡単な工法で見積りしていたなどのミスもあり得ます。中身を確認しないと単純な金額の比較だけでは誤った選択をしてしまいますし、選ばれた業者の方も困ってしまうでしょう。

見積書を見ているとその施工業者がどの程度力を入れて見積をしたのかが良く分かります。

あまりやりたくない仕事だが、つき合い上しかたなく見積をしているような場合は、それぞれの項目に端数が出ず、また全体的に数量も多めになり総金額も高くなってきます。

積極的に見積している施工業者は、図面の内容の質疑を建築設計事務所に何度も行い正確な見積になるように努力し、当然のことながら細かい数量も拾われています。

設計契約を特にしておらず、工務店やハウスメーカーが設計している場合は、この見積書のチェックは建築主本人が行わなければいけません。

では建築主が見積書をチェックできるのでしょうか。

なかなか難しい問題ではありますが、建築の物価については参考資料も販売されているので、明細書さえきちんと提出されていれば、金額の高い安いを知ることは比較的容易にできます。

しかしそれぞれの数量は図面から拾わなくてはいけませんので、図面を読みとる能力が必要です。

ですから全てのチェックを建築主自身が簡単にできるとはいいがたいところです。

ちなみに建築工事の物価については「積算ポケット手帳」が年に2回発行されています。(本屋さんで手に入ります)

この本は住宅の建築に絞って項目がまとめられており、比較的建築の素人でも見やすい形式でまとめられています。

その親玉が「建設物価」です。こちらはそれぞれの部材毎にその月の実勢価格を地方別に掲載されています。(が、実施の現場仕入れ価格よりもまだ高い感じはします。)(本屋さんで手に入ります)

ただしどちらも流通している全ての品物が掲載されているわけではありません。

選んだキッチンの実際の価格を調べようと思っても、全てのキッチンが掲載されているわけではありませんから、見つけることができない場合もあります。

しかし普及している仕上げ材や掘削工事費用など、一般的な工事についての価格はほぼ調べることができると思います。

自分でチェックをしない人も、建築に係わる物の値段について興味がある方は、一冊持っていても良いかと思います。いわゆるエンドユーザー向けのパンフレットに印刷された希望小売価格と工務店ベースの仕入れ価格の差に驚かれる部分もあるかもしれません。


増減工事の足し算、引き算

契約の大切な段階でも、契約書に見積書の明細がないと困ることになります。

それは物とその値段が対になって契約されていないと、工事の最後におこる変更工事による追加金額の精算もができなくなるからです。

建物は一品生産であることに特徴があります。このような生産過程では、決められた部品を集めて組み立てるような品物とは異なり、工事途中に追加が入ったり変更が入ったりすることがしばしば起こります。

十分に打ち合わせを行い、念入りに図面を描いていても、半年程度の工期のなかでは建築主の思いが変わる部分もでてくるでしょうし、照明器具や水栓などは新製品が発売になってそちらの方が気に入るかもしれません。

このような変更工事が出てきたときに、変更工事の打ち合わせを行って正しく施工されるようにするのも監理者の大事な業務ですが、最終的に増減を確認して工事費を精算するのを支援するのも監理者の業務なのです。

その時に契約時の見積時に入っていたそれぞれの価格が分からないと、どれだけ増えたのか、また逆に減ったのかを正確に把握することができません。

正確な細かな明細が契約書の中にあれば、それによって契約が行われているので、両者共納得してその見積書を基準として使用することができます。


見積図面はどこにある?

見積書の明細の話にも関連しますが、この図面、この仕様書によって契約されたといった基準がなければ、先の変更工事の金額の調整もできなくなります。

そのためにも見積の明細書と同様に、契約書には詳しい図面や仕様書も必要になるのです。

こういったことの細かなチェックや指示も建築主の責任範囲で、施工業者を把握することにもなります。

駆け引きに挑むのではなく、きちんと相手と対話することが大切です。

最近はシックハウス問題、アスベスト問題、そして耐震強度偽装問題など、建築主も勉強をしなければ、「お任せ」という訳にはいかない状況です。

賢い建築主になるためにはどんなところに注意しておけばよいでしょうか。

次の5つの心構えを押さえましょう。


<賢い建築主になる5か条>

1. 「全てお任せ」はしない。

家づくりは建築主と工務店(住宅メーカー)との共同作業です。 お金を払っているという理由で全て任せっぱなしでは良い住まいは望めません。 建築主は工務店と常にコミュニケーションを取り、意思の疎通を図りながら住まいづくりに参加することが大切です。

2. 値引きは工事内容を把握した上で。

家づくりにおいては、予算内で納まったという人よりも予算オーバーしてしまったという人の方がはるかに多いです。 そんな時に安易に値引き交渉をする建築主がいますが、どこか手抜き工事をされては困ります。

建築主も工事内容をきちんと把握した上で価格(値引き)交渉をすることです。

3. 要望は明確に伝える。

建築主は、予算を含めて「こういう家を建てたい」という要望を、明確に工務店に伝えることが大切です。

要望がより明確で具体的であれば施工側も要望に沿った提案をすることができ、 イメージどおりあるいはそれ以上の満足した家が建てられることでしょう。 「坪いくら」という予算のたて方はあくまで目安として考えることです。

4. 信頼し任せることも大切。

契約するまでには何回も打ち合わせをする機会を持つでしょう。そこで「この工務店なら安心」という確証を得たならば、その後はその業者を信頼し任せることも大事です。

ずっと疑いの目で現場を見るのは両者にとってつらいことです。 任された側は信頼されていると感じれば良い仕事をしようと思うものです。

よい仕事はよい家づくりに還元されることになります。

5. 変更は早めに文書で伝える。

着工後に気が変わったり、打ち合わせ時点で気がつかなかったことに気づくことはよくあります。

変更箇所が出た場合は、早めに変更の意思を伝えましょう。 現場の施工はしていなくても、材料の発注は先に済ませているからです。

変更の際は文書で伝えておけば、後々のトラブルを防ぐことにもなります。

以上が賢い建築主になるポイントです。

家を建てる時には、下手な勉強をして業者との駆け引きに挑むのではなく、きちんと相手と対話することを第一に打ち合わせに臨むことが基本であることを忘れないで下さい。


見積書の種類

先行請負契約方式による見積書

簡単な一般図(配置図・平面図・立面図・仕上表など)で、工事請負契約を締結してから、建築主と詳細打合せを行い、実施設計・確認申請を進める方式です。

本来、実施設計を済ませなければ正確な建築費の見積算出は不可能で、概算レベルの見積書となり、詳細打合せを行うにつれて追加費用が発生する確率が高い。


設計契約方式による見積書

設計事務所に設計依頼を行い、建物の実施設計を済ませてから、入札形式にて施工業者を決定し工事請負契約を締結する方式で、一拾い形式の見積で納得した請負契約が締結できます。

但し、設計料(建築価格の8%〜12%)が発生し、工事が着手(設計完了時)されるまでに設計料の約70%の費用を設計事務所に支払いする事になります。


一拾い形式の見積書

一つ一つの材料の数量を拾い出し、各工事の施工にかかる職人さんの手間代を算出して、積み上げ方式で算出された見積書を言います。

見積内訳書があり、各材料の寸法・材質・数量が明確に表現され、内容が解りやすくコストダウン対応のポイントや設計変更などを行った時の増減清算対応が明確になるメリットがあります。

契約する前の価格の比較検討を行うにも判断しやすく、納得した工事請負契約が締結できる。

建築会社側の立場から言えば採用したくない見積形式で、見積を作成する事に時間・労力を要する以外に、細部の仕様や数量が明確になるために、詳細設計や後々の工事の段階での対応が、建築会社主導の対応が出来ず、悪く言えば消費者にごまかしが利かなくなるため嫌がります。


競争見積形式

基本的に同じ条件で建築会社の数社から価格競争原理を活用して見積を収得し、価格面での適正化を図ることができます。

これは当然、競争見積である事を建築会社にオープンにして対応するため、現状の値引きを上乗せした見積書ではなく建築会社が企業努力できる最終金額と判断して依頼先の決定を行なう事になります。

各住宅メーカーは、競合他社との価格勝負(見積比較)を避けるため、本体工事単価形式(一括見積形式)、及び標準装備化を図り、同じ条件での価格比較を行うには不向きではありますが、価格の差が適正な仕様の差であるならば消費者の皆さんも納得できるはずです。


本体工事単価形式(一括見積形式)

各社独自のルールを設け、見積が簡便に対応できる見積システムで、建物の床面積の大きさで本体単価を設定し、ルールから外れる項目をオプション扱いとしてプラスする方法です。

1軒当りの見積する労力はかからず、10分程度で十分に対応出来るシステムで、何回かの計画段階での変更を行うと、矛盾した内容の見積書が提出される場合があります。

オプションの見積価格は利益率を高く設定し、特殊なプラン・仕様を要求すれば割高になる事が一般的です。

★ポイント★

あなたが手に入れる見積書は【一拾い形式の見積書】です。


★関連知識★

直接原価

1軒の家をつくるために必要な工事費の原価で、その建物に必要な材料費や職人さんの手間代および施工に必要な足場や養生するための費用です。

住宅メーカーは全国展開・仕様の統一化を図り大量購入を条件に、各資材 の仕入れ原価は工務店などと比べると一番安く仕入れられています。

しかし、住宅展示場の出展費・維持費やTVの コマーシャル・豪華なカタログなどの広告宣伝費や本社の人件費や開発費などの間接経費が各見積書に乗り、販売価格が工務店に比べると高くつきます

★ 業者種類別の目標粗利益★(あくまでも目安です。)

大手ハウスメーカー:契約金額の35%以上

工務店:契約金額の25%〜35%

リフォーム業者:契約金額の35%〜50%


工事監理者

建築基準法では「建築主は建築士である工事監理者を定めなければならない」と決められています。建築主が定める工事監理者とは、建築主に代わって設計図通りに工事が正しく行なわれているか、現場をチェックする責任があります。

出来れば施工者側の立場でない「第3者」の工事監理者であれば、検査する目も厳しくなり、欠陥住宅・手抜き工事が防止出来ます。

※ 工事カンリ者(工事監理者・工事管理者)には漢字の使い分けで2つの意味があります。

※ 1つは「工事監理者」で、建築主の立場に立って設計図通りに施工が行われているか、確認を行う者を言い、もう1つの「工事管理者」は施工者の立場で工事を適切に段取り良く行う者を表わして使い分けられています。


一括下請負の禁止

建設業法には、発注者(施主)より請け負った工事を、一括して下請業者に請け負わせる事を禁止しています。

ただし、あらかじめ発注者より書面による承諾を得た場合は法律上は問題はありませんので、住宅メーカーは、必ず書面にて消費者の皆さんに承諾を取る事になります。


細部にわたる仕様

建物が完成されて隠れる部分の仕様を明確にする事は建築主にとって非常に重要な事です。

この部分を業者側はあえて不明確にし、後々の工事に入ってから各職人が手違いで対応したり、悪く言えば手抜き工事をしても建築主には解らず業者の都合の良い様に対応される場合があります。

また、細部の仕様や納まりの違いで金額的にも、建物の性能的にも大きく変わってきます。

例えば、集成材でも材質・強度はどの様なグレードか?

基礎の形式(布基礎・ベタ基礎)は解っているが、底版の厚み・鉄筋の形状やピッチ、コンクリートの設計強度はどのクラスで設計・施工されるのか?

構造計算の安全率はどの程度見ているのか?

通気対応の胴縁は防腐 対応がされているのか?

防湿シートのグレードはどうなっているのか、また開口部の防水対応はどのように対応するのか?

言い出せばきりが有りません。最低重要なポイントの細部にわたる仕様は明確にして契約する事をお勧めします。

住宅の画像実践編(価格交渉&値引き)

1 価格交渉(値引き)のポイント

その前にちょっと確認・・・。
「建築物価本」を手に入れてください。

あなたが勉強しなければ確実にこの業界はあなたを「カモ」にします。
値引きはしても、絶対に手抜きや欠陥住宅にしては意味有りません。
家のグレードを下げずに最高額の「値引き」を実現しましょう!

あなたが検討している住宅業者をまず2社に絞ってしまいます。
そして見積り依頼です・・・・・・。
条件を付けます。

●見積書は一拾い形式の見積りとする事。

●図面はあなたが打合せして、よりあなたの希望に合致している図面に絞る事。
(ここで相手片方の業者の得意な構法には最初からしてはいけません。あくまでもオープン構法にして図面を仕上げましょう)

●見積り用の図面をそろえる事。
配置図、各平面図、立面図、断面図、矩形図、構造図、そして仕様書は外部仕上げ表、内部仕上げ表に品番までキッチリ記入してください。
(本当はこの段階で設計事務所をお使いになることをお勧めします・・。)


最初に見積書に目を通しましょう!

一枚目は大項目。一式工事で金額が書いてあります。
その後に続くのが、各一式工事の内訳明細書です。

ここは「建築物価本」でよ〜く比較検討してください。
そして全ておかしな単価に?マークを付けて置いてください。

恐らく面白い現象が起こると思います。
まず、各数量が多少なりとも違ってくる事が予想されます。

そして、各単価も違ってませんか?

各項目の小計、大項目の小計、経費の金額など2社に絞ったにも拘らず金額が違ってきます。

ここから「物価本」でチェックしていきましょう。

まず、2社の積算担当者は何を根拠にこの数量、単価、金額を弾き出しているのでしょうか?

考えられる方法は

● 各下請け業者さんから数量と単価を図面より拾い出させる方法

● 数量を自社で計算し、単価を業者さんから聞いて拾い出す方法

● 全て自社で計算する方法(特別な仕様で無い限り単価表がある)

そして利益を乗せる方法は

● 単価一つ一つに利益を乗せる場合

● 小計に経費として乗せる場合(各一式項目毎に経費として計上)

● 諸経費として別項目で計上する場合

が考えられます。


ここからは禁則手で、シークレットですので他言無用です。

物価本とお互いの見積り書を良〜く見比べてみて単価が安い工事項目についてはそのままにしておきます。

敵(ではありませんが)もさるもの、前記「見積り方法」の複合技で攻めてきますから・・・・・。

数量のチェックですがこれについては建築に詳しい知り合いがいると良いのですが、その人も同業者であればまずい事になりますので(密告される恐れあり・・。)

とりあえず、お相手の2社より、下請けの業者さん名簿を出してもらう事です。
(最終的に契約が決定すれば担当の業者さんになるのですからとお願いするのも手です)

そして、数種類の項目に絞って、担当業者さんと全然関係の無い業者さんに見積りしてもらいます。

工種としては、外壁工事、クロス工事、屋根工事、支障が無ければ基礎工事がお勧めです。
理由は、数量的に拾い出し方法で大きく差が出る業種だからです。

給排水設備工事や設備備品工事、電気工事、サッシ工事、建具工事、等は大差有りませんから、この項目は単に金額だけの比較が出来るはずです。

これでだいたい正確な壁量が導き出されます。(下地、建材の量も推測出来ます)

しかしながら、物価本より高い単価、お相手のもう一社より高い単価についてはお相手の2社と個別に交渉することになります。

この部分は単刀直入に切り出します。

あなた:「私は建築に対してはまったくの素人なので、色々質問して良いですか?」

営業マン:「なんでも、遠慮せずに聞いてください!」

あなた:「この諸経費って、なんですか?単価にも乗せていませんか?」

営業マン:「・・・・・。」

あなた:「この工事の数量が私の計算と違うんですけど計算根拠教えてくださいます?」

営業マン:「・・・・・。」

あなた:「この工事の単価ですけど、もう一社の単価と私のほうで調べた単価の方が安いんですけど、こちらの単価に合わせていただけます?」

営業マン:「う〜ん。そうですかぁ。単価・・合わせます。」

まだまだ沢山質問や交渉すべき工事、工費、商品費が有ると思いますがあなは、建築物価本と他社見積りという強〜い味方を手にしていますので金額的に高い所だけをガンガン攻めれば良いのです。

そして、最低一回は再見積りのチャンスをお相手の会社に与えて、依頼してあげてください。
(優しく、優しくね・・・相手の営業マンも血の通った人間ですからぁ〜〜。)

特にどんな家を作ろうと必ず付いてくる、システムキッチン、ユニットバス、洗面化粧台、サッシ、ガラス、既製の建具、照明器具、等は定価の何割引きなんてちょっと他の業者さんに聞けば分かっちゃいます。

それでも抵抗するなら、安い業者に別途工事として発注すれば良いのです。
(角が立たないように、親戚だからお願い!とかね。)

最後の手は施主支給品にしてもらう事です。
(あなたが自分自身で直接安く購入する)

業者さんの答えはただ一つ「保証できませんよ。」

保証してくれなくて結構。
どっちみち一年程度の保証期間なんですから。

10年保証とか15年保証とか建築会社は宣伝に結構利用してますがこんなの構造の基本的な部分だけで 上記商品なんてどっちみち一年の保証しかないのです。

あなたがブランド名にこだわらないなら!

同等品(商品の規格、性能が同じであるが、メーカーのネームバリューが無いために値段が安い) に、差し替えると更に安くなります。
(例を挙げるなら、エアコン・照明器具・外壁・内装等)。


熱血営業マンを信じてあげよう・・・??。

「これ以上無理です。」なんて担当営業マンから言われたら、あなたはどうしますか?

「あっそう、それなら結構です。」なんて直ぐ言わない事です。

相手の営業マンは断る事で自分が主導権を取るタイミングを掴もうとしています。

一度は「何が原因ですか?」なんて聞いてみてください。

明確な理由なんて有りません。言葉に詰まってしまいます。

第一、「これ以上無理です」なんて言葉はお客様が言う言葉です。
あなたが予算オーバーして払えない場合「これ以上無理です・・・・。」
これって理解できます。

でも、熱血営業マンの言う「これ以上は無理です」なんて言葉は、自分がお金を払う側に立っていませんから演技してるだけかも知れません・・・。

「あんまり無理を言うものですから」
「これ以上は値引き出来ません」
「無理に買って頂こうとは考えていませんから」

せいぜいこの程度です。
何ヶ月か掛けてここまで来てあと一歩の所まで来てあなたはひるみますよね。

でも、ここで勇気を持ってはっきりと相手の営業マンにこう言っちゃいます。

「本当に残念ねぇ。じゃああなたの会社の他の営業マンとお話しするわね」

んて、あくまで選択権はこちらに有るんだぞという事をアピールするのです。

住宅会社は横暴です(一部)。

契約するまでは「お願いします。お願いします」なんて言っておきながら、契約した途端お客様が今度は「手抜きしないでください、お願いします」なんて立場が逆になっちゃうんですから・・。

こんな古い体質の建築業界になんの遠慮が要りますか?
答えは只一つ「NO!」です。

話しが横道にずれてしまいましたが、こんな売れているふりをする営業マンから買っても何の意味もありません。

「売れている営業マンのマネをして断る営業をすれば、必ず売れる!」

なんて事を言っている人がいますが、売れている誠実な営業マンからは、程遠いスタイルです。

売れている営業マンに多少の芝居っ気があることは否定しませんが、売れていない営業マンがそれをすると悲惨な結果になりますし、だいたい一発でばれてしまいます。

多くのお客様はこれだけ沢山打合せして、白紙になってしまったら又一からやり直さなければ成らないなんて想いが一瞬頭を過ぎります。

安心してください。必ず営業マンの方から折れてきますから・・・。
時間が少しくらい掛かっても絶対に妥協はしないことです。


あなたは、そんなに急がなくていいのです!

時間はまだ有るのです。

ここで一生に一度の大きな買い物でやり直しが出来ない商品を買おうとするのに一旦停止位のモチベーションでOK・OK・OKです。

事故が起きてしまってから「あの時一旦停止していれば・・。」
なんて後悔しない為にも、アセリは禁物・・・。です

連絡が取れず営業マンが敬遠して来なくなるようになっちゃったらどうしよう。
なんて事全然考えなくて結構です。

「あれから上司(社長)と相談しましたところこれ位までなら値引きさせていただきます」
もしくは「今月は私も営業成績が苦しいので、特別に了解を上席よりいただけました」

なんてもっともな理由であなたに迫ってきますから・・・。

「じゃあ、●●●万円(あなたが少し無理かなと思われる金額)の値引きお願いしますね」

なんて言いつつがっつり申し出て良いのです。

こちらは素人なのですから無理難題な金額なのかな?なんて思う必要全然有りません。


あとがき

ハウスメーカーや工務店を選択する基準のひとつに営業マンの人柄や対応などを挙げる人がいます。

確かに、親身になってくれて、フットワークもよく、身なりも清潔で人柄も良さそうな営業マンだったら、「この人の会社で建てれば安心かも」なんて思ってしまうのも無理もありません。

しかし、よく考えて下さい。営業マンの仕事は営業だけです。

建築の請負契約を結ぶ事が目的で、設計プランを考える訳でもなく、ましてや、家を建てる職人でもないのです。
家の出来栄えには一切関係ないのです。

営業マンは家を造る事には関心は無く、ただ売る事だけを考えて行動するのです。

セールストークや人柄をよく見せる為の努力は惜しまないですが、家を造る事そのものの知識を身に付けている時間はなく、モデルハウスに来るお客様に対して、決まりきったセールストークを繰り返し喋っているだけなのです。

その証拠に、契約が終われば、ぱったりと連絡が来なくなるでしょう。

なぜなら、次の契約を獲得する為に、他のお客様の所に行ってしまっているからです。

それが悪いとは言いませんが、実際そういう経験をしたお客様は、それだけでなんとなく失敗したかな?騙されたかな?などと思ってしまうのです。

そうならない為にも、営業マンは単なる御用聞き位に考えておいたほうがいいでしょう。

それから、契約をする前に、見積りを持ってくるのは営業マンですが、見積りを作っているのは、営業マンではありません。

「いま契約して頂ければ、100万円サービスします」

などと美味い事を言われても、それは営業マンの力ではなく、始めから値引き交渉を踏まえて、見積担当社員が含ませていた価格であるという事ですので、全然ありがたくないのです

そういう時は「じゃあ、100万円引きから、さらに5%サービスして下さい」と言えば、営業マンでは決済出来ません。

会社に帰って上司の決済を仰ぐ事になるでしょう。

勘違いしないで頂きたいのですが、何も営業マンを馬鹿にしているという事ではないのです。

ここで言いたいのは、家を建築するメーカーなり工務店を営業マンで選ぶような事は何の意味も無いという事なのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

                         

追記

ここまで読み終えたあなたは、自信をもって「住宅値引き・価格交渉」を実践できるはずです。
必ず、あなたが満足できる結果を導き出すことが出来ますので、慌てずにご自分のペースでじっくり取り組んでください。

更に、住宅値引き・価格交渉に取り組みたい方は、有料情報はこちらです。